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☆参戦までの道のり
2008年1月にTeamUKYO・プロボーラーさんの紹介で車両を購入。この時点では仲間内で富士スピードウェイを走らせる練習用車両としての購入でありました。
また、購入時に車両は2年ほど寝かされていたため、車検の取得、各種リフレッシュ・メンテナンスを実施。地元でお世話になっているレース仲間たちの協力でできるだけ低コストで済ませるよう努力しました。
その後1000ccカップシリーズの開催スケジュールが発表となり、6月に富士で初開催されることが決まりました。
「せっかくの機会だから参戦してはどうか」と仲間からの強い勧めもあり、3月に富士で開催された講習会を受講し、国内A級ライセンスを取得しました。
ライセンス取得からのヴィッツでの練習走行はスポーツ走行3本・90分のみと練習不足は否めないところではありますが、ベストラップは2分30秒6とレースに出場しても危険でないレベルまでには持っていけたと思います。

☆2008年6月13日(金)練習日レポート
エントラント・TeamUKYOの集合時間である6時30分に東ゲートに到着。多少遅れ気味の到着になったため朝ごはんを買う暇無し。朝から天気もよく、今週末は梅雨にもかかわらず暑くなりそうです。
 
練習走行枠は6本。土曜日の予選が9時・決勝が14時30分からのスタート予定のため、今日はその時間帯を狙って練習することにし準備開始。9時からのA枠は準備が間に合わず、9時45分からのB枠で本日1本目の練習走行。そそくさと準備を済ませスタートです。そしてコースイン一発目のAコーナー、タイヤが暖まっていなかったようでいきなり大スピン!周りの皆様ご迷惑をおかけいたしました・・・運が悪ければここで壁にぶつかって終了なのですが、意外にもコース上にとどまりましたので気を取り直して走行再開。逆に吹っ切れた感じで燃料多目ながら2分30秒0(自己ベスト)をマーク。
2本目は14時45分からのE枠。決勝をイメージしての走行ですがかなり暑く、走行後はヘロヘロです。明日の決勝も厳しいレースになりそうです。結局準備やなんやかんやで朝ごはんと昼ごはん抜きでした・・・

☆2008年6月14日(土)予選まであれこれ
朝6時のゲートオープンとともに入場。本日より地元の仲間が合流してくださり一安心。早速燃料補充・タイヤの内圧チェックを行ってから車検です。事前に打ち合わせしていたのでクルーには車検場で待機していただき、自分は装備品チェックを済ませてからいただいた書類をクルーに渡してメディカルチェック。どちらも初めてながら周りの方々に教わりながら淡々とこなすことができました。
 監督の廣田さんです

☆2008年6月14日(土)予選レポート
ブリーフィングも済み、いよいよ9時より予選開始です。初めてなので車両待機所でどのタイミングでヘルメットをかぶっていいのか悩みます。相当ドキドキしているのが伝わっているらしく、「のぶさんあがってる〜?」と周りにイジられまくりでした。

今日は慎重にコースイン、1周目でタイヤを暖めてアタック開始です。意外ながら同じクラスのマシンが走っているためコース上はかなり快適に走行できます。のびのび走ることが出来たのかベストタイムは2分28秒823と上昇、23台中16番手となかなかの位置につけることが出来ました。レース主催者の津島さんにも「初めてで後ろに7台もいるなんてなかなかスゴイですよ。」と褒められました。しかし予選を振り返ってみたときにどのラップが速かったのか、どの部分がうまくいったのかは思い出せませんので28秒台はまぐれだったのかもしれません。

☆2008年6月14日(土)決勝レポート
予選終了後は昼食をとったり、ピットウォークに参加したりといい意味で緊張をほぐしながら過ごしました。


そしていよいよ決勝の時間が近づいてきます。レーシングスーツに着替えましたがこれまたタイミングが早かったようで皆さん私を暑苦しそうな目で見ています。

・・・大丈夫ですよ、ちょっと暑いけど・・・

皆さんの激励を受けていよいよコースインです。


ダミーグリッドに着くとヴィッツレースや他のレースで知り合ったたくさんの仲間が訪問してくれました。メインレースのスーパー耐久のドライバーも駆けつけてくれ、とても嬉しかったです。こんなにたくさんの皆さんに注目されているのだと思うとやる気もみなぎるというものです。


そしてメカニックもコースから退去し、いよいよスタート3分前。おもむろにエンジンをかけたところ、オフィシャルがすっ飛んできました。どうやらまだエンジンかけちゃ駄目だったようで…失礼いたしました。

フォーメーションラップを終え、いよいよ決勝スタートです。4000回転でクラッチミートし、無難にスタート(したつもり)です。スタート直後の1コーナーは大混雑で車内の私は「ヒェー!!」「近いー!!」と絶叫しきり。その後Aコーナーで外側にコースオフ!「ヒャー!!!」何とか無事にポジションキープのままコースに戻り、やっと落ち着いてきました。ほどなく前方集団から引き離され、後方集団は競り合っていて追いついてこないという単独走行状態。これではタイムが伸びません…

ポジションキープの作戦で頑張るも後方より1台のマシンが急接近。最終ラップのBコーナーでズバリとインに飛び込まれ万事休す。15位でのチェッカーでしたが上位にペナルティ40秒加算のマシンがいたため正式結果は14位となりました。ゴール後、1周目に後ろにいたドライバーに「飛び出してすみません」と謝りに行ったところ、「ちゃんと後ろ見て戻ってくれたから全然大丈夫ですよ!お疲れ様でした!」と逆に励まされてしまいました。こういうの、なんかいいですよねえ・・・とてもすがすがしい気分になりました。

☆レースを振り返って
今回は初レースをエンジョイすることを目標として頑張りました。結果としてマシン・ドライバーともにトラブル、怪我無く無事にレースを終えたことができたこと、また地元や遠くヴィッツ関西シリーズで仲良くさせていただいている仲間が大勢応援に来てくれたことはとても励みになりました。また、当日マシンを整備してくれたメカニックの方々、いろいろな差し入れやマシン製作に携わってくれた仲間やスポンサーの皆様にも多大な支援をいただきましたことに改めてお礼申し上げます。

今後の参戦につきましては未定ではございますが、再び挑戦する際にはぜひご支援を賜れればと思う次第です。ありがとうございました。

2008年6月20日 のぶまん